カエル捜索記②
二度あることは三度ある
とよく言ったものですが、その通りだなと思う今日この頃です
はい
ということで今回もカエルについての話です
最近の悩みの種になっているのが
な訳ですが
連日のあまりの鳴き声のうるささに昼に捜索に繰り出したのですが全く成果が得られず、ちょっぴりしょげていたテテテですがまたまた捜索に行ってきました
ことの始まりは18:30頃
妹1の顔を見ながら食う飯は旨い
なんて言って本人に
何言うとんのや姉ちゃん頭おかしいんか!
的なことを、とても丁寧な言葉で言われていたそんな時
また例の悪魔の叫びが聞こえてきた
それを聞いたあたしは最初
世の中にはどうにもならこともあるし仕方ないようんうん
なんて聞き流していた
しかしそんな中、弟のいがぐりから
「お姉ちゃん、あいつらのあのままにしておいてもいいのか!俺たちで捕まえに行こうぜ!」
という、少年漫画で主人公がつるんでる仲間の1人がよく言いそうなセリフで捜索へ勧誘された
断ろうと思った
しかし、心の中のカーネ〇・サン〇ースが
「行ってこいよ馬鹿野郎め!」
的なことを超絶丁寧な言葉で言ってきたので、あたしと弟は第2回ウシガエルの捜索の旅に繰り出すことになった
鶏肉とカエルの肉って似てるって言うし、カーネ〇・サン〇ースに従っておけば何も間違いはないだろう
そんな気持ちと
右手には竹の棒、頭にはヘッドライト、左手ランプというドラクエⅢとラ○ュタを組み合わせたような格好の弟いがぐりと共に携帯とランプ片手に意気揚々と歩き始めたのだが
絶対に捕まえて開いてやる
という殺気が大いに発揮されるのか、鳴き声が出た瞬間ピタッと止んでしまった
これはいけない、でばなをくじかれてしまったぞ
ドラクエでさえ最初の街に行くまでは何事もなく話が進むのにこんなことって
なんて悲劇のヒロインぶってみても、状況は変わらない
これでは捜索が進まない
どうしようか
悩んだ挙句、とりあえず地べたに座ってみた
3分程経った頃だろうか
ゲーゲーという悪魔の声がまた聞こえてくるようになった
よしこれなら捜索が進められるぞ
え、なんで地べたに座ったかって?
もちろんこうなることを見越してに決まってるじゃないか、ははっ
なんて言う姉を冷めた目で見ている弟いがぐりを引き連れて、声のする方へ向かった
こうして捜索を再開した我々だったが
そこからはとても大変だった
同じ所を3回ぐらい通ったり
坂道を無駄に登って降りてみたり
やけに草丈の高い草むらだか荒地だかに入ってみたり
地面が割れてると思って通ったらそれがアリの軍隊だったり
重機を見つけて弟にその解説を聞くことになったり
土が思ったよりも深くてハマってみたり
犬に吠えられてみたり
なんでこんなご時世にこんなことしているんだ
ウシガエルがあたしのことを好きなはずなのにまるであたしがウシガエルのことを好きみたいじゃないか
なんなんだこの胸の高鳴りは
まさか恋?!
と坂道を3往復したあとに思ったり
とまあ、よく知らない先生に退任式用の手紙を書かなきゃいけない時ぐらい大変だった
そんなこんなで2時間ぐらい捜索して20:30頃帰宅したのだが
結局、憎きウシガエルを見つけることは出来なかった
しかも挙句の果てに家に帰ってあたしの顔を見た母さんの第一声は
あんたやつれたねははっ
だし
妹には
何だか山に住んでそうだね
と顔の毛穴全部開いてんじゃねえかって顔で笑われるし
散々な言われようだ
というか19にもなって何をしているんだ
なんていう冷静な自分もいたが、それは心の中のカーネ〇・サン〇ースにヘッドロックをかけてもらって黙らせた
結構歩いたせいで足はだるいし、首は痛いし、妹の足を踏みつけて怒られたのも
これも全てウシガエルが悪いのだ
あたしは今日の出来事により
あいつを絶対捕まえて開いてやる
という思いがより一層強くなったのであった
ウシガエルの捜索はまだまだ続く
それでは